悪性中皮腫: 免疫療法をベースにした標準治療の実施
プラチナ製剤とペメトレキセドを併用する標準の化学療法を4~6コース行うと、全生存期間の中央値はだいたい15か月か16か月になると予測しています。ここ15年、この予測はほとんど変わっていませんね。 患者に適した治療法を選べるようになったこともあって、2004年にこの組み合わせの化学療法を始めてから少しはいい結果がでるようになりましたが、それでも生存期間の延長効果を高めることが急務です。
プラチナ製剤とペメトレキセドを併用する標準の化学療法を4~6コース行うと、全生存期間の中央値はだいたい15か月か16か月になると予測しています。ここ15年、この予測はほとんど変わっていませんね。 患者に適した治療法を選べるようになったこともあって、2004年にこの組み合わせの化学療法を始めてから少しはいい結果がでるようになりましたが、それでも生存期間の延長効果を高めることが急務です。
EGFRとMETの両遺伝子変異を標的にする二重特異性抗体のアミバンタマブと、強力な作用を持つ第三世代のEGFR TKIラゼルチニブの併用療法について、進行NSCLC患者を対象に調査が進んでいる。 活性化変異と薬剤耐性変異の両方を検出した、複数の型のEGFR遺伝子変異陽性NSCLCにアミバンタマブは臨床活性を示し、プラチナ製剤ベースの化学療法の実施後にエクソン20挿入変異を認めた同NSCLC患者への治療薬として、米食品医薬品局よりブレークスルーセラピー指定を受けた。
非常に強力で、血液脳関門を通過する、第三世代のALKチロシンキナーゼ阻害薬であるロルラチニブは、別の同阻害薬を使用したことのある、ALK融合遺伝子陽性進行NSCLC患者への治療薬として広く認められている。ⅢB期からⅣ期のALK融合遺伝子陽性NSCLC患者ほぼ300人を対象に、CROWN試験の第Ⅲ相ランダム化比較試験でファーストライン療法としてのロルラチニブをクリゾチニブと比較した。
放射線生物学分野への関心や放射線治療と分子生物学の相互作用への関心はますます高まっていまして、ここ数年は電離放射線と免疫系の相互作用に注目が集まっています。放射線照射と免疫系との相乗効果を利用すれば治療反応性を改善させられることを、目にしています。また、放射線治療に伴うある特定の副作用への免疫系の影響にも関心が寄せられています。
CASPIAN試験の第Ⅲ相オープンラベルランダム化比較対照試験で進展型小細胞肺がん(ES-SCLC)患者を対象に、ファーストラインのデュルバルマブ+シスプラチンとエトポシド(EP)に場合によってはトレメリムマブを追加する併用療法をEP単独療法と比較検討した。EP単独療法群に比べてデュルバルマブ+EP併用療法群でOSが統計学的有意に改善した(HR:0.73、p=0.0047)。
NSCLCを完全に切除した患者への術後放射線治療(術後照射、PORT)は長年の間、議論の的になっている。術後照射の有効性を証明する確実なデータが限られているため、患者の選択基準、術後(術前)補助化学療法、手術、放射線治療に関してこの20年間にさまざまな変化が起きたことで、この療法を行うことがさらにためらわれるようになった。
腫瘍細胞のうちPD-L1発現陽性細胞の占める割合(TPS)が50%以上の転移性非小細胞性肺がん(NSCLC)患者を対象にしたKEYNOTE-024試験で、ペムブロリズマブを単独で最大35コース行ったところ、プラチナダブレット化学療法4~6コースで得た以上の効果がみられた。 追跡期間の中央値にして11.2か月時点の無増悪生存期間(PFS)はペムブロリズマブ群が10.3か月、化学療法群が6.0か月(HR:0.50、p
2020年度ESMO年次総会は150を超す国から3万人以上の方々がご参加になり、70以上のセッションでの研究発表が実現しました。 87本のLate breaking abstractsを含めて2,137本のアブストラクトの発表があり、セッションでは135の掲載前の論文発表、195の口頭発表、1807のeポスター発表がありました。